酸ヶ湯温泉から八甲田ホテル付近までの「八甲田山は生きている」と感じた各種見所とその感動。その後に受けたカウンセリングのお話。

3日目の午前中の散策

八甲田を歩く


3日目ともなると、さすがにここまで来たのだから、お風呂だけではなく、散策もしようということで調べました。
系列の八甲田ホテルまでの間にも、それなりの見所があり、このあたりの自然などがわかるということで、とぼとぼ歩きながら歩いて行くことに。
一応ゆっくりとした坂道でした。

【火山現象跡地】

ちょっと行くと、このような説明の碑が。

火山現象跡地の説明

さらにここからはこのような情景

火山現象跡地

調べると、まだ八甲田山は活火山で噴火レベルは1。
よってここでも、時折火山ガスが噴出することもあるそう。
なので、遊歩道からはあまり外れずに散策することが良いでしょう。
と言っても、この段階ではそれを知らなかったので、ここでストップして良かったです。

【地獄沼】

こちらは、このあたりでも一番の有名どころ。

地獄沼の全景

こちらについては、私の説明より、「青森観光協会様」の説明の方が理解しやすいので、引用させていただきます。

「酸ヶ湯温泉から徒歩5分程のところにある地獄沼は、かつての爆裂火口跡に近くから湧き出る温泉水がたまってできた沼です。
付近には火山活動のなごりの噴気口がいくつかあり、硫黄を多く含んだガスや温泉が噴出しています。
沼の中は魚が生息できない強酸性で、90℃の熱湯が湧き出しており、沼に立ち入ることはできません。
もうもうと立ち込める湯気と硫黄臭は、まさに地獄さながら。草や木が生えない荒涼とした景色が広がっています。」
(青森観光協会様HPより)

上記の通り、明らかに普通の沼というかそう言うのとは違う、エメラルドグリーンの色。
そして周りの緑と相反しているのです。
美しいけど、その中にある怖さ。

もうちょっと近づくとこのような感じ

地獄沼の縁

これを見ていただくとわかるのですが、沼の縁に明らかに硫黄の沼の土というか泥がべっとりとついています。これは地獄沼だと思う瞬間です。

もう一つあって、「90℃の熱湯が湧き出しており」とあったように、沼の底からずーっと硫黄泉が吹き出しているようで、このような状態でした。

地獄沼から流す水路

つまり、どんどん湧き出してくるので、どうやら流す必要があって、このような硫黄泉を流す必要があるみたいです。

【賽の河原】

この地獄沼の反対あたりにあるのが、「賽の河原」

賽の河原とは、一般的に言うと、「三途の川の手前にある河原のことあり、親より先に亡くなった子供が親への罪滅ぼしとして、ここで石を積み、塔を作らなければいけない。しかし、何回作ってもその塔を鬼に崩されてしまう。そして地蔵菩薩が現れ、子どもを解放してくれる。」とされています。
なので、賽の河原というとかなりいろいろな土地にあることがわかります。

こちらの「賽の河原」このような感じ

酸ヶ湯「賽の河原」の説明
酸ヶ湯「賽の河原」全景

良く見ると、菩薩地蔵のところに石が置いてあったりします。
他のところには石がありませんが
菩薩地蔵のあたりには石がたくさんあります。
写してはいませんが、石の塔もそれなりにあります。

これは、訪れた皆さんがこの言い伝えで石を供えたのだと思います。私たちも石を供えました。
ちなみに後ろに流れる川は、先ほどの地獄沼から流れてくる先になります。

【まんじゅうふかし】

この先に行くと、「まんじゅうふかし」と言う場所があります。
「まんじゅう」とは津軽弁で「女性(特に妊婦)」を表す言葉らしく、「子宝の湯」とか「若返りの湯」とも言うらしいです。でも、実際に風呂に入るわけではありません

酸ヶ湯「まんじゅうふかし」の説明
酸ヶ湯「まんじゅうふかし」の全景

このように、東屋になっており、90度の温泉が流れてくるベンチに座ることになります。
熱いということはないですが、それなりに暖かく、ずーっとは座れません。

まんじゅうふかしのベンチから川原を望む

これはベンチから撮った写真です。この流れも地獄沼から流れてくるので、石には何も植物などが生えていません。
この辺になると、ギリギリまで植物は生えていますが、さすがに石には生えないのでしょう。

本来はここで引き返すのが定石らしいのですが、もうちょっと数メートル行けそうだったので、行ってみました。

その光景がこちら。

山中の雪

6月で、しかも例年より暑いのに雪です。すごくビックリしました。ちょっと触ってみたら冷たい。残雪です。
でも、これには注意事項があることをこの帰りに寄る「酸ヶ湯インフォメーションセンター」で知るのです。
「残雪があるところでは、火山ガスなど異変があることがあるので近寄らないこと」
えー知らないよ。珍しいから寄っちゃう。

でも、ちゃんと知っておくべきでした。

反対側にはこれ。

まんじゅうふかしの先の廃墟

とりあえず、後で調べることにして、撮っておきました。

まあ、写真の雰囲気から「八甲田ロッジ」はわかります。

いろいろ調べて見ましたが、こんな情報。

・露天風呂があった
・ケーキが食べられた
・現在は廃業・閉鎖されており、跡地は廃墟として残っている
(20年以上前まで営業)

としか情報は得られなかったです。
きっと、いろいろな人思い出が詰まった重要な施設だったんだろうなとは思います。
うーん、時代の流れとは言え、なんか少し寂しくなりました。

【そして再度旅館へ】

ここで、お昼前になったので、引き返すことに。
その途中で「東北大学植物園八甲田山分園」にも寄ろうと思ったのですが、人の気配もなく、そしてちょっと入りにくいというか一歩入ったら原生林状態なので、早々に諦めました。

そして最後に「酸ヶ湯インフォメーションセンター」に寄って、先ほどの注意やら、季節のこと、今問題になっていることなどがあり、勉強になりました。先に行っておくべきでした。

そして、旅館に戻りお昼を食べて、予約時間のカウンセリングを受けました。

温泉療養相談室でのお話

カウンセリングを受けることになった

まず、こちらに来た理由(メンタルの回復のための湯治)を話して、「反復性うつ病」って病気なんですというところから。

そうしたら、カウンセリングの資格を持っていらっしゃるということなので、いくつかの質問とかに答えていきます。
その進め方とかは一般的なので、今回は主題ではないので省略。

ここでの特徴だけをピックアップしてお話を。

  • 前回記事にも記載した「ヒバ千人風呂」の入り方はメンタル回復にも良いからなるべく実施する方が良い。

  • こちらに来た理由が「東京から思い切り離れて、ゆっくりしたい」なので、なるべく風呂と寝る(ぼーっとする)それで十分。

  • あと、八甲田の自然に触れて、非日常を味わうのも良い。

こんな感じでした。

ところが、私が結構重症と思ったのか、明日も来てと言われて、4日目も行くことに。

4日目の温泉療養相談室

こちらは、もう雑談に近い状態。
(正直言って、今では詳細は覚えていない)

でも、一生懸命に会話をしたのは覚えています。
向こうの質問にこちらが答える。
まあ、私のバックボーンを知るということなんだと思います。

ただ、この言葉に私は「カチーン」ときてしまうのです。

「自分が大事よ」

これ、自分でも一番よくわかっている言葉なのです。
さんざっぱら言われる言葉なのです。精神科に通っている人が必ず言われる言葉。

そして、その瞬間に簡単に言うけど本質をわかっていないなとも思う言葉。

まあ、この日はスルーして、時間が終わって部屋に戻りました。
3時間なんやかんやで捕まってました。
奥さんに「長かったねー」と言われて、本来ならお風呂に入る時間を取れなかったという矛盾。

ちなみに、最終日(要は帰る日)のバスの時間の前にもう一回来てとも言われるのです…

お食事

3日目と4日目のお食事

こちらが3日目

酸ヶ湯3日目の夕食

そして4日目

酸ヶ湯4日目の夕食

こう並べると、結構ボリュームがあります。
まあ、湯治棟とかではなく、がっつり旅館食なので、こうなんですが。

4日間いろいろありましたが、なんやかんやでゆっくりできたし、明日は帰るのか…と思って、最終日を迎えるのでした。