毎度思うのですが、精神科の一番の課題って待ち時間にあると思ってるんですよね。でも、仕方ないことでもあるかなと思う部分。

精神科の先生の役割はこうじゃないかなと思う

ボタンの掛け違い

4週間に1度の精神科通院日。
GW明け直後なので、空いているのか混んでいるのか。
わからないまま行ってみたら、全然人はいなかった。診察室のみ。

実際のこの待ち時間って、原因は先生の方ではないことが15年近く精神科に通っているとわかります。
多くの場合、患者の方が一方的に話していることが多いです。
かつての私も納得いかなかったら詰めてたけど、先生の言うことの方が冷静になると当たり前だし。

よく考えたら、医師の役割って「診断して治療する」役割なんですよね。
愚痴を聞くとか、心を癒やして改善に向かう。そういうのはカウンセリングの役割に近いです。

ただ、他の科とは違って、「精神を扱う科ゆえ、どうしても問診が中心」になります。なので、話を聞かなくてはならないです。精神状態を。

要は内科で
「ここ痛いですか?」とおなかを押して、
「痛いです」
「じゃあ、どんな痛み?」
「ちくちくとかずんずんする感じ?」
「ズキズキする感じです」
こんなのを繰り返して、検査をして特定するのと同じです。

だから、患者側も一方的に話すのでは無く、医師と会話して、理解してもらう必要があると思います。感情的に一方的に話しても医師も困ると思います。

ここにある種の「ボタンの掛け違い」が生まれます。

つまり、
患者側は、
・苦しさを理解してほしい
・気持ちを受け止めてほしい
・孤立感を減らしたい
・安心したい

という期待を持つことがあります。
わかります。私も当初そうだったから。

でも、医師側は
・症状評価
・リスク評価
・診断
・薬調整
・医学的判断

を重視している。
なぜなら「治療」だから。

精神科での医師と患者のギャップ(イメージ図)

このギャップを理解していないと、「全然話を聞いてくれない」という不満や、逆に「一方的な吐露」による長引く待ち時間が発生してしまいます。

だから、長く通っている場合、私なんかもそうですが、

医師:「症状評価・リスク評価・治療判断」
患者:「感情理解・共感・安心」

の両立は難しくて、「精神科は人生相談所ではない」と割り切って、ささっと終わらせる。
もしくは、
事前に確認することは「これとこれと」なんて整理しておいて手っ取り早く終わらせるようにしています。

精神科の待合室

待合室も独特

だって、
「あ、この人またいる・この時間帯の常連だな・今日は混んでるな・あの人診察長引くな」
ってすぐに察知して、「失敗したな。今日は待ちは長いぞ…」なんて思うのも事実だし。

今日の精神科の待合室(イメージ図)

しかも、あの独特な雰囲気。
静かでなんか緊張感があって、みんな疲弊感があって、みんな何か抱えてる感じがあるという、「どよーん」って感じが時間を長く感じさせます。同じ15分でも。

それで私の診察

診察室での会話

ということで、診察に呼ばれて入って、いつもの話。

先月と進展ないので、
「特段変わらないです。」


「GWもどこかに行くことも無く、部屋のダンボールとか片付けてました。」

みたいな話。

「じゃあ、精神的にはしんどくない訳ではないけど、もう許容範囲です。」

「では、お薬もそのままで。」

以上で、終了。

このくらいの距離感が、今の私には合っています。

急変するわけでも無いし、自分で淡々と自分の精神をコントロール。
そこは先生との話し合いで決めたこと。

薬ももらって、いざ全てのタスクは終了。

医師と患者の関係

実はこの関係はコンサルタントとお客様との関係に似ている

精神科に通い始めたときにはわからなかったのですが、だんだん通うようになって、共通項があると思うようになりました。

それは、私がコンサルをしていたころ、お客様が言っていることはわかるとします。
でも、結構条件がついてしまうことがありました。

  • 今回の受けた範囲を超えてしまう
  • そこに手を入れてしまうと、他のところにも手を入れる羽目になる
  • 思いつきなので、実現可能かのリスク判断が必要になってしまう

などいろいろなことがありました。

これは、先ほどの図にある精神科での医師と患者のギャップ」

コンサルタントとお客様のよくあるギャップ

これと非常によく似ています。

ただ、医師とは違うのは、薬を出すとかそういう手法はとれません。
このような曖昧な場合、どうするか。


この不安や期待をどんどん分解していくのです。

  • その期待の裏側にある不安はどこから来ているのか
  • そしてそれは組織全体に広がっている問題なのか
  • 個の一部によるものか

などの調査によって、客観的に事実を見つめ直します。

そして、この成果と改善案を提出します。
これを私は「御社への処方箋」と言っていました。

そして、じゃあこれから一時の処方箋がどう効いていくのかを説明し、中期・長期の目標を決めていきます。

どうですか?

医師の方々のアプローチと似ていませんか。

なので、私も患者になってから、無理難題を言っていないか。
ただの愚痴を言っていないか。
自分ができる即効性のあることはなにか

そういうことを考えるようになりました。

そうしたら、先生の方から

  • 病気との付き合い方
  • 薬は安定するから変更無し
  • このような体調の場合だと無理が来ているから何でもいいから横になりなさい

などの具体例を診断されて処方されるようになりました。
こうなると自分で考えるようになります。
方針が明確だからです。

先生の診察の前に

意外と準備しておくと楽

どうでしょうか。
確かに、最初は苦しいのが先に来てしまうし、原因もわからないから、医師の先生にぶつけてしまうのも仕方が無いことだと思います。

でも、ちょっと引いて先生の立場になってみる。
自分の「今苦しいこと」ってなんだろうとか整理していくと、先生の前で慌てずにいられると思います。

それをメモしてもいいと思います。
私も一時期やっていました。
どうしても、感情的になり、あとであれいうの忘れたとかあったので。

ぜひ、参考にしていただけると幸いです。


今回の記事は以上になります。

また別の記事でお目にかかりましょう。