AI初めて用語集。このサイトの重要コンテンツです。
この連載の裏話などを、「よもやま話」としてたまにはお話できたらと思っています。
「AI初めて用語集」ができたきっかけ
元々noteがきっかけ
この連載は元々noteという有名なプラットフォームで記載していました。
きっかけは、noteのAIについての記事では、AIの実用方法が多いのが実情です。
でも、そもそもAIは基本的なことがわからなくても、ある程度使用出来てしまうので、このあたりの記事は意外に無いなと思って連載を始めました。
「初めて」ということは、基本的に「初心者」ということになるので、なるべく平易な言葉を使ったり、図を入れたりしながら記事を書いていくことにしていました。
あと大切なこととして意識していたのは、その記事の順番です。
そもそもAIって何?とか、いろいろな家電に出てくるAIとPCやスマホで使うAIと何が違うのか。
そして、実際にPCやスマホで見る画面で行う動作を意識しながら、記事を書くことにしました。
表面上は、AIにこちらの聞きたいことを書けば、言葉が出てくる。
そういうことになります。
でも、システムを構築していたことがある人間としては、その裏にある様々な処理を、ある程度初心者でも知っておくと、各々が慣れたり有料化を考えたりするときに、判断が容易になるのではないかと思っていました。
つまり、実際の操作にあわせて、裏の処理を考慮しながら、記事を書いていくことが最も重要なことだったわけです。
自分のサイトを持つことにした
サイト版として整理・加筆することにした
noteで記事を書いていたのですが、将来のことをいろいろ考えて、ちゃんとドメインを持ち、サイトを持ちたいと思うようになりました。そして、実際に持つことができました。
そんなこともあって、基本はnote版をベースにして、そのときには気がつかなかったことなどを加筆したり、文章の乱れなどが起きていたところを修正したり、構成を入れ替えてみたりしていたのです。
その中で、自サイトを正本にし、noteは副の立ち位置に決めました。
サイト内のAI用語集で矛盾が出た
チャット記事を書いたときに違和感が出た
最初は元々のnoteの順番通りに、以下のような順番で記事を書いていました。
「AI」は略語→「プロンプト」→「トークン」→「コンテキスト」→「チャット」
この段階でチャットを書いているときに、
「待て?そもそも『チャット』ってAIの画面上では、一番最初にプロンプトを書くところじゃないか?じゃあ、最後に書いてしまうと、論理が破綻する。」
つまり、「コンテキスト」の次に「チャット」が置いてあると、ごちゃごちゃにならないか?ということになります。
よって、ここで確信しました。
「自分の『コンテキスト』の理解が甘いので、チャットの置き場所などが狂った。」
これまで自分が書いてきた「コンテキスト」と、今説明している「チャット」は、どういう関係なのか。
自分がそもそもきちんと「コンテキスト」を理解していないから、記事同士の接続が上手くいかない。
つまり、個別の記事だけを読めば、それらしく見える。
しかし、シリーズとしてつなぐと整合しない。
そこに気がついたのです。
問題はこのままにしておくと、サイトの信頼性の問題になる
単なる言葉遣いや文章表現の問題ではない
このコンテンツはAIについての重要コンテンツです。
それなのに、自分の理解が甘いのに、「初心者向け」で、それらしく書くことはサイトの信頼性に関わると判断しました。
そもそも、自分は「コンテキスト」を正しく理解しているのかということまで戻ることになりました。
そうすると、結局こうなりました。
- プロンプト
- トークン
- チャット
- コンテキスト
- コンテキストウィンドウ
全てを再理解する必要が出てきました。
結果、記事の順番まで変えなければならなくなった
理解をすればするほど、元記事が正しい部分もあるが、そもそもその定義は別の定義によって担保されている。
これはよくあることで、どこかで些細な狂いが生じれば、次の定義はまた狂い、さらにその次の定義もさらに狂うという、本質からどんどん離れていく可能性があったのです。
ならば、この段階で修正をしなくてはならない。後の修正や曖昧さを残すと破綻が目に見えているので。
ポイントはここです。
「トークンの次にチャットを書き、その後にコンテキストウィンドウを書く」
なので、ここで決断をします。
記事本体の正確性担保と順番の入れ替えです。
全面修正するしかなかった
正直悩みました
結果としてはこの決断をしたのですが、結構悩みました。
なぜなら、こうなることが目に見えていたからです。
順番を変えれば、前後の記事も変わる。
本文だけでなく、図もアイキャッチも全部作り直しになる。
はっきりいって最初はこうです。
「正直、やりたくなかった。面倒だった。」
でも、先ほど書いたようにいつかはこの決断をして修正をしなければならない。
なら、傷が浅いうちに手を打つ。
コンサルティングの基本です。
修正過程で起きたこと
まず、それぞれの用語の定義を確実に理解する
実はこれが結構めんどくさかったのです。
自分が理解している程度の記事は散乱していて、どれが正しいのかのファクト取りは一番大変ということは経験上、知っていたからです。特に新技術の場合は二転三転するのが当たり前なので。
やっぱり調べると、日本語での資料は結構曖昧で、ごちゃごちゃだったり、定義が曖昧なことが多かったです。
特に一番明確ではなかったのは、意外とこの2つ。
- プロンプトとトークンの関係
- コンテキストとコンテキストウィンドウの違い
よって、OpenAIやAnthropic、Googleなどの一次情報にあたり、それぞれ書いてあることは微妙に違う(モデルが違うので)けれど、共通していることを抽出し、まとめて理解。
それを初心者向けの事例に落とし込み。
当たり前ですけれど、これに時間がかかりました。
でも、SE時代、コンサル時代でもその情報の出所は、必ず一次情報にあたる。
ニュースでは概要しかつかめないこともあるので、そのソースにあたることは確実性を求めるならば、必須なので、仕方なくやりました。
比喩の考え方の再構成
これはあまり悩まなかったですが、それなりに細心の注意は払いました。
理由はここをミスってしまうと、ごちゃごちゃになってしまうからです。
つまり、この部分は物語の要素もあります。
なので、ちゃんと前回の記事を想起させる。
記事内で迷子にさせない。
できるだけ、一気通貫で理解してもらうためには、事例もぶれてはダメで、連続性が必要になるからです。
図の再作成
こうなってくると、事例で紹介していた図が間違ってはいないけれど、遠回りしてしまうことに気がつきます。
当初は、「バケツ」をトークンの入れ物としていたのですが、それを途中で「タンク」と呼ぶとしていました。
明らかに比喩として遠回りです。
結果として、一発目から、今の記事のように「トークン」を溜めるところは「タンク」としてしまう方が、そのままの流れで最後まで行くことができることになります。
当初は溜める=バケツの方がわかりやすいと思っていたのですが、結局「タンク」に変えてしまうよりも、最初はピンとこなくても、「もうトークンを溜めるのはタンクなんだ」と言い切ってしまう方が迷わせないと決めました。
ただ、こうなると、バケツで説明していた部分を、全部タンクに置き換える羽目になります。
これがなかなかAI使っても上手くいかない。
要は人間からすると、単純に「この図のバケツをタンクに変えろ」というプロンプトなんです。
でも、これって意外に細かい指示を入れてもこちらの思うとおりにはならない。
何度も繰り返したりすることが多かったです。
元の図から切り出して、別の図に配置とか。
最終手段としては、生成された図をPowerPointに貼り付けて、中括弧つけるとかこちらで細かい修正。
そして、再度AI側に投げてトーン確定とかしてました。
アイキャッチの再作成
ここまで来ると、それぞれの言葉の記事は再作成できました。
次の問題は、全アイキャッチに矛盾がないかの確認と再作成。
これも難題でした。
そもそも、順番の総入れ替えです。
単純にいえば、「トークン」と「コンテキスト」の間に「チャット」を入れるということなんです。
ただ、トークンが溜まるのは「バケツではなくてタンク」と決めた以上、トークンのアイキャッチも変更しなくてはならない。
さらに、「チャット」自体のアイキャッチも、それに準じて作成。
「コンテキスト」もコンテキストの各社の説明や資料を見ても提示が曖昧なので、共通確定している「コンテキストウィンドウ」に絞る。よって、アイキャッチも再作成。
これも記事に矛盾がないように作成し、かつ記事内容を匂わせる程度で締める。
何度も何度も繰り返しました。
そして、今とこれからのAI初心者向け用語集
それなりに体系が整った
正直今でも思います。
AI用語集、手を出さなければよかったと。
でも、その反面、自信はあります。
なんといっても、ありきたりな借り物の言葉ではなく、自分で理解して用語ひとつにしても、何回かに分けて説明しています。
「トークン」
たいていはプロンプトをAI用に分解するくらいです。
ではなぜそれが必要か。それはチャットが絡み、コンテキストウィンドウにも絡むからまで一気通貫で書いている記事はないと思っています。
しかも「トークン」だけで3回の記事にあえて分けることで理解を深めてもらうように構成しました。
実は総文字数は5,000文字を超えています。
これからのAI初心者向け用語集
とりあえず、全面再構築も終わりました。
これからは、もう少し深い記事にしていきたいと思っています。
内容としては、もう少し技術的なこと。
アプリを作るとか、プロンプトはこうすればいいとかいう事例は山ほどあるので、なぜそれを使うとその挙動をするのか。
誰にでも共通した話題を提供できる記事にしていくつもりです。
そういうわけで、これからも「AI初心者向け用語集」よろしくお願いいたします。
また、別の記事でお目にかかりましょう。
